2007年03月06日

北海道・夕張「ユーパロの湯」を4月から日中医療会に委託

 北海道の夕張市は2007年3月5日、日帰り温泉施設「ゆうばりユーパロの湯」の運営を株式会社日中医療会(横浜市)に委託することを決めた。3月6日付の北海道新聞が伝えた。

 日中医療会は主に温浴施設でボディケアなどを行っているほか、温浴施設の経営にも携わっている。運営委託には日中医療会のほか1社からの応募があり、これまでの実績が評価されて選ばれた。

 運営の委託は4月1日からで、施設の改修工事などは行わない見通しだという。

【参考】日中医療会の公式サイト

【続報】北海道・夕張「ユーパロの湯」の運営を日中医療会が辞退(3月20日)

2007年03月05日

北海道・浦河町が偽装温泉で掘削業者を告訴

 北海道浦河町の「浦河温泉あえるの湯」が河川の水を混ぜて利用していたとされる問題で、浦河町は2007年3月5日、温泉の掘削を担当した昭晃の社長ら7人を詐欺容疑で浦河署に告訴した。3月5日付の北海道新聞が伝えた。

 浦河町は昭晃などを相手取って約3億7000万円の損害賠償を求める民事訴訟も起こしており、これで民事・刑事両面で争うこととなった。昭晃は2月16日に開かれた民事訴訟の第1回口頭弁論で「町の指示を受けて行った」と主張しており、これまでは全面的に争う構えをみせている。

 今回の告訴状によると、昭晃は加温した水を井戸に入れて1999年3月の温泉検査をパスしたという。その後は沢水を引き込んで使い、温泉掘削の成功報酬と維持管理費約2億800万円を騙し取ったとされている。

 温泉分析を担当した機関をそんなに簡単にごまかせるのだとしたら、それも問題だと思うのだが…。担当者のコメントも読みたいものだ。

【追記】2009年2月20日付の読売新聞地方版によると、道警は立件を見送り、「容疑についての立証は困難」とする意見書を付けて札幌地検に書類送検した。浦河町は2006年12月、掘削業者などを相手取り約3億7300万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こしている。こちらは現在係争中とのこと。

【関連バックナンバー】
北海道・浦河町の温泉偽装訴訟で第1回口頭弁論−業者が反論(2月17日)
北海道・浦河町が「あえるの湯」の温泉廃止手続き(2006年8月11日)
北海道・浦河町が「あえるの湯」の温泉廃止手続き(2006年7月27日)
北海道・浦河あえるの湯、温泉基準満たさず−偽装疑惑深まる(2006年7月23日)

2007年02月23日

北海道・第2回湯の川オンパク3月31日−4月15日開催

 北海道函館市の湯の川温泉で「第2回はこだて湯の川オンパク(温泉泊覧会)」が2007年3月31日から4月15日の16日間に渡って開催される。

 テーマは「おいしいお出かけ」で、オンパク開催拠点を「オール函館」に拡大、発表されたプログラムの数も第1回の54から70と大幅に増えた。

 プログラムの内容をみると、料理教室や歴史探訪ウォーク、寄席、卓球大会、太鼓教室など前回にもまして盛りだくさん。「海を越えてオーマの休日」や「春景色 浅虫温泉ツアー」など、オール函館どころか青森進出を果たすプログラムもある。ガイドブックの配布は3月1日から、予約の受付は3月10日からの予定。
 
 2006年秋に実施された第1回オンパクは市民を中心に約2000人が参加、参加者アンケートでは「満足」が87%、「次回も参加したい」が99%と、大好評だった。2回目もこの調子でぜひ成功させてもらいたい。

【参考】湯の川オンパク公式ホームページ

【関連バックナンバー】
北海道・函館湯の川温泉でオンパク、10月12日−11月5日開催(2006年9月23日)

2007年02月22日

北海道・知床羅臼観光協会も事務局長を全国公募

 柳の下に2匹目のドジョウ?−−事務局長を一般公募して全国的な話題となった静岡県の稲取温泉観光協会に続き、北海道の知床羅臼観光協会も事務局長を全国から一般公募している。

 羅臼といえば2006年にセセキ温泉の管理が問題となったこともあり、新しい事務局長の活躍に期待したいところだ。ただし、月給は21万円(社会保障・雇用保険・住宅手当あり)でボーナスは支給されない。年収700万円で住宅支給、結果を出せばボーナスも支給される稲取温泉に比べると、待遇面で見劣りするのは否めない。

 候補者の年齢・性別は問わない。応募には写真添付の履歴書と、応募の動機と「羅臼の観光」に関する800字程度の作文が必要。締め切りは3月5日(必着)。詳細は下記参照。

【参考】知床羅臼観光協会公式サイトの関連ページ

2007年02月21日

北海道・音更「丸美ヶ丘温泉ホテル」3月6日から1カ月休業

 北海道の音更町にある丸美ヶ丘温泉ホテルが2007年3月6日から1カ月の予定で休業する。

 設備改修工事を実施するのが休業の理由。2月21日の段階では4月6日からの営業再開が予定されているが、多少前後する可能性もあるとのことなので、4月上旬に行く予定のある人は事前に確認したほうがよさそうだ。電話は0155−31−6161。

 上記の休業情報はcocoaさんから寄せられ、直接ホテルに確認したものです。情報提供ありがとうございました。

2007年02月18日

北海道・清水町「しみず温泉フロイデ」売却ないし廃止へ

 北海道上川郡の清水町は経営難に陥っている町営の温泉入浴・宿泊施設「しみず温泉フロイデ」の売却先が2007年度中に決まらなかった場合は施設を廃止する方針を決めた。2007年2月18日の十勝毎日新聞が伝えた。

 報道によると、フロイデは1995年にオープン。入浴客数は96年度の19万6797年をピークに減少、2008年度には10万人を割り込む可能性も指摘されている。入浴料による収入は初年度の5721万円から2005年度は3219万円まで減り、清水町による補填は5100万円に上っている。

 清水町は2月22日と23日に住民向けの説明会を開催、営業の継続を条件に民間の売却先を探し、失敗した場合は2007年度末で施設を廃止することについて説明し、住民の理解を得たい考え。

【参考】しみず温泉フロイデの公式ホームページ

2007年02月17日

北海道・浦河町の温泉偽装訴訟で第1回口頭弁論−業者が反論

 北海道浦河町の「浦河温泉あえるの湯」が河川の水を混ぜて利用していたとされる問題で、温泉掘削を依頼した浦河町が掘削業者を提訴、2007年2月16日に札幌地裁で第一回口頭弁論が開かれた。

 2月17日付の北海道新聞によると、ボーリング業者は「独断ではなく、町の指示を受けて行った」と主張。町ぐるみの偽装であったとの立場を示し、今後証拠書類を提出する準備もあると明らかにするなど、真っ向から対立する姿勢を見せている。

 浦河町は温泉掘削にかかった費用と成功報酬として支払った金額を併せ約3億7000万円の損害賠償を請求している。

【続報】
北海道・浦河町が偽装温泉で掘削業者を告訴(3月5日)

【関連バックナンバー】
北海道・浦河町が「あえるの湯」の温泉廃止手続き(2006年8月11日)
北海道・浦河町が「あえるの湯」の温泉廃止手続き(2006年7月27日)
北海道・浦河あえるの湯、温泉基準満たさず−偽装疑惑深まる(2006年7月23日) 

2007年02月12日

北海道・豊富町が温泉の効能を考えるシンポ−2月17日札幌で

 北海道の豊富町が2007年2月17日、「あすの温泉療養を考える」と題したシンポジウムを京王プラザホテル札幌で開催、温泉の効能について考えるとともに、地元の豊富温泉のアピールに努める。2月12日付の北海道新聞が伝えた。

 シンポジウムでは旅行作家の野口冬人さんが基調講演、パネルディスカッションには工藤栄光町長ら6人が参加する。

 開始は午後1時半から。参加は無料だが事前申し込みが必要。詳しくは豊富町商工観光課(電話0162−82−1001)へ。京王プラザホテル札幌の公式サイトにはシンポ関連の情報は掲載されていない。

2007年02月01日

北海道・登別・虎杖浜・白老「湯めぐりパス」2月5−18日発売

 北海道の登別・虎杖浜・白老温泉でシャトルバスを利用して指定温泉のうち3カ所で日帰り入浴できる「湯めぐりパス」が2007年2月5日から18日に発売される。2月6日から11日は札幌の雪まつりに合わせ、札幌発の無料送迎バス(要予約)も運行される。湯めぐりパス指定温泉は以下の通り。
■登別温泉
夢元さぎり湯(7:00−21:30)
ホテルゆもと登別(13:00−19:00)
花鐘亭はなや(13:00−16:00)

■虎杖浜温泉
虎杖浜温泉ホテル(9:00−24:00)
ホテルビュラメール(11:00−17:00)
ホテルいずみ(11:00−21:00)

■白老温泉
白老温泉ホテル(7:30−23:00)
ポロト温泉(10:00−20:00)
 ホテルゆもと登別やホテルビュラメールは通常の入浴料がそれぞれ1000円だから、この湯めぐりパスを利用するとかなりお得だ。湯めぐりパス専用シャトルバスは白老・虎杖浜・登別の間を1時間に1本間隔で運航される。予約は不要。

 6日から11日に運行される予約が必要な無料バスは、札幌を午前10時に出発し、帰りは登別を午後5時ごろ出発して札幌には午後7時ごろ戻ってくる予定。

 湯めぐりパスの購入は、登別温泉ふれあいセンター遊鬼、白老観光協会、札幌赤レンガカフェで。問い合わせ・予約は白老観光協会(電話0144−82−2216)へ。

【参考】
白老温泉協会公式サイトの湯めぐりパス関連ページ
第58回さっぽろ雪まつりの公式サイト(開催は2月6日から11日)

2007年01月17日

北海道・登別「ホテルまほろば」に展望風呂付客室オープン

 北海道の登別別温泉にある「ホテルまほろば」に2007年1月10日、露天風展望風呂付の客室が8部屋オープンした。

 直接提供していただいた情報によると、従来の10畳の客室2部屋を1部屋の広めの和洋室に改装したそうだ。客室の展望風呂は硫黄泉がかけ流しで利用されているという。平日の宿泊料金はレストランのバイキングプランで1人1万6950円から、部屋食で1人2万1150円からとなっている。現在はオープン記念としてレディース料金は2100円引き。

 また2007年4月27日までの期間限定で、新千歳空港発着の航空便を利用する宿泊客に限り、空港と宿の間の無料送迎を利用できる。団体客は対象外で、宿泊の7日前までの予約が必要。

【参考】ホテルまほろばの公式ホームページ

2006年12月16日

北海道・層雲峡観光ホテルで177人食中毒−ノロウイルス

 北海道の上川町にある「層雲峡観光ホテル」で集団食中毒が発生、症状を訴えた177人の一部からノロウイルスが検出された。2006年12月16日付の読売新聞が伝えた。

 報道によると、宿泊客167人と調理担当の従業員10人が12月5日夜から嘔吐などの症状を訴え始めた。このうち22人と調理場からノロウイルスが検出された。保健所は16日から5日間、調理場を営業停止処分とした。
 同ホテルは11日から宿泊営業を自粛していると報じられているが、同ホテルの公式サイトには16日午後10時前の段階で食中毒関連の情報は掲載されていない。

2006年12月15日

北海道・札幌「定山渓ビューホテル」で食中毒−ノロウイルス原因

 北海道の札幌市にある「定山渓ビューホテル」でノロウイルスによる食中毒が発生していたことがわかった。2006年12月13日付の北海道新聞が札幌市の発表として伝えた。

 報道によると、12月1日に宿泊した客1225人のうち98人が下痢や吐き気などの症状を訴え、そのうち23人と男性調理師1人の便からノロウイルスが検出された。

 札幌市は本館3階の調理場を12月15日まで営業停止処分とし、ビューホテルは他の調理場を使って営業を継続した。
 

2006年12月13日

北海道・帯広「水光園」改築オープン、露天風呂新設

 北海道の帯広市にある温泉入浴施設「水光園」が2006年12月12日に改築オープン、新たに露天風呂が設けられた。12月13日付の北海道新聞が伝えた。

 新設された露天風呂のほかサウナは2つ、内湯の浴槽は男女それぞれ4つある。入浴料は銭湯料金の大人390円に据え置かれた。22日までに回数券(11回分3900円)を買った人の中から1人にゲーム機がプレゼントされる。

2006年11月07日

北海道・札幌に「ワンディ・スパていねの湯」オープン

 北海道の札幌市手稲区に2006年11月1日、日帰り温泉の「天然温泉ワンディ・スパていねの湯」がオープンした。

【住所】北海道札幌市手稲区富丘2条3丁目 (ヤフー地図
     (札幌駅、手稲駅、宮の沢駅から無料送迎バスあり)

【電話】011−691−2615

【営業時間】午前8時半から翌午前1時

【定休日】年中無休

【入浴料】大人:平日1200円、土日祝日1500円
      子供(小学生以下):平日600円、土日祝日750円

【浴室の設備】内湯(塩風呂、足湯など)、露天(岩風呂とヒノキ風呂は源泉100%)、遠赤外線ミストサウナ、備長炭ミストサウナ、その他温水プールも利用可能

【泉質】ナトリウム−塩化物泉

【湧出量】毎分200リットル

【温泉利用状況】加温はすべてあり
           露天岩風呂とヒノキ風呂は加水なし、塩素殺菌なし
           大浴場と足湯は加水あり、塩素消毒なし

【公式ホームページ】 http://www.oneday-spa.co.jp/teine/       

2006年10月21日

北海道・芦別スターライトホテル10月30、31日の入浴と宿泊半額に

 北海道芦別市にある芦別温泉スターライトホテルは「2006北海道日本ハムファイターズ感動をありがとうフェア!!」として、2006年10月30日と31日の2日間に限り宿泊と入浴の料金をともに半額にする。日本シリーズの結果には関係なく実施する

 入浴は大浴場「星遊館」が大人300円(通常600円)、子供が150円(同300円)、芦別温泉が大人200円(同400円)、子供100円(同200円)。ともに午前7時から午後10時まで営業。

 宿泊料金は、インターネット限定コミコミプランの例だと1泊2食付で5000円(同1万円)になる。フェアの詳細についての問い合わせはスターライトホテル(電話0124−23−1155)へ。

【参考】スターライトホテルの公式サイト

2006年09月23日

北海道・函館湯の川温泉でオンパク、10月12日−11月5日開催

 北海道・函館市の湯の川温泉で初めてのオンパク(温泉博覧会)が2006年10月12日から11月5日の16日間にわたって開催される。

 オンパクとは小規模のイベントや体験教室、ガイドツアーなどを期間中に集中的に開催して観光客の誘致や地域活性化を図るもので、大分県の別府市で開催されている別府8湯オンパクが本家本元。私の知る限り、湯の川温泉は全国2番目のオンパク開催地だ。

 期間中は毎日7〜13種類のプログラムがのべ170回以上実施され、大半は1000−3000円で参加することができる(一部を除き温泉入浴付き)。一例は「紅葉満喫ウォーク」「温泉卓球大会」「写真教室」「アロマセラピー」「料理教室&試食会」など。各種プログラムへの参加は事前予約制で、電話のほか公式サイトで会員登録すればオンラインでも予約可能。

 本家本元の大分・別府8湯オンパクは10月6日から10月29日まで開催される。

【湯の川オンパクの公式サイト】http://hakodate.onpaku.com/

【別府8湯オンパクの公式サイト】https://www.onpaku.jp/com/

2006年08月30日

北海道・倶知安に「ぽぽろの湯」10月1日オープン

 北海道虻田郡倶知安町にあるホテルニセコスコットは2006年10月1日、ホテルに隣接した日帰り温泉「ぽぽろの湯」をオープンさせる。

 ホテルの玄関前で掘削したという源泉の泉質はナトリウム・マグネシウム−炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉。源泉かけ流しで利用する。露天風呂からは羊蹄山を見ることができるという。入浴料は大人(中学生以上)800円、子供(小学生)300円、幼児無料で年中無休。営業時間は午前10時から午後10時。

【参考】ホテルニセコスコットの公式サイト

2006年08月11日

北海道・浦河町が「あえるの湯」の温泉廃止手続き

 北海道の浦河町は2006年8月11日、河川の水を温泉に利用していた疑いが強まった第3セクター経営の温泉「あえるの湯」の温泉廃止手続きをする。11日付の北海道新聞が伝えた。
 
 道立衛生研究所は2006年8月10日、「あえるの湯」が温泉には該当しないとの報告を浦河町に提出した。浦河町は温泉廃止の届け出をした上で、温浴施設としての営業は続けていく。

 浦河町の公式サイトには8月7日付で「うらかわ優駿ビレッジAERUの温泉問題について」というページがアップされ、これまでの経過と調査結果が報告されている。

【関連記事】北海道・浦河温泉あえるの湯周辺でパイプ発見(7月27日)
        北海道・浦河温泉あえるの湯、温泉基準満たさず(7月23日)

2006年07月27日

北海道・浦河温泉あえるの湯周辺でパイプ発見

 河川の水を温泉に利用していた疑いがもたれている北海道浦河町の「うらかわ優駿ビレッジAERU」にある浦河温泉「あえるの湯」は、温泉偽装疑惑が一段と深またのに伴って2006年7月27日の午後に営業を停止した。札幌テレビ放送が伝えた(28日付の北海道新聞によると、浴槽の水を水道水に切り替えたが営業は続ける方針というので一時的に営業を停止しただけらしい)。

 報道によると、この日の朝方から重機を使っての調査が始まり、源泉井戸につながる直径5センチの鉄パイプが見つかった。これとは別に黒い網目状のパイプも見つかったという(その後の北海道新聞の報道によると、見つかったパイプは全部で3本)。

 ただ、先日の水質調査で浴場で使われている「温泉水」と近くの「河川水」の成分が異なることは確認されている。

 浦河町の公式ホームページには7月27日午後8時現在、あえるの湯に関するお詫びはもちろんのこと情報は一切見当たらない。町の危機意識のなさがひしひしと伝わってくる。うらかわ優駿ビレッジAERUの公式サイト、あえるの湯のページも同様で何もなかったかのようだ。

【参考】北海道新聞のあえるの湯関連ニュース

【関連記事】北海道・浦河温泉あえるの湯、温泉基準満たさず−偽装疑惑深まる(7月23日)

2006年07月23日

北海道・浦河温泉あえるの湯、温泉基準満たさず−偽装疑惑深まる

 かねてから偽装温泉疑惑がうわさされていた北海道浦河町の「うらかわ優駿ビレッジAERU」にある浦河温泉「あえるの湯」の水質検査で、源泉が温泉の基準を満たしていないことが明らかになった。2006年7月22日付の読売新聞が伝えた。

 記事によると、これまで27.1度とされていた泉温は13度しかなかった上、温泉認定の基準となる19の成分も所要量に達していなかった。浦河町は再検査を実施しても条件を満たしていない場合は、温泉から銭湯に格下げする方針という。

 町民の間でうわさのあった偽装温泉疑惑が一気に広がったのは7月6日に開かれた道議会総合企画委員会。日本共産党の大橋晃議員が「あえるの湯」は近くの川の水を使っているのではないかと指摘したのがきっかけだった。

 大橋議員によると、ボーリング事業を受注した企業は成功報酬型の契約を町と締結。泉温が26度以上あり、湧出量が毎分30リットル以上に達すれば1億4000万円、これとは別に掘削の結果にかかわらず最低保証金3000万円が払われる仕組みになっていた。99年に温泉掘削に成功した際には27.1度の源泉が毎分33リットル湧出した。

 ところが、このときに温泉の偽装に加担したという人物が最近になって現れた。近くの河川水利用でボーリング会社の社長(故人)から協力を要請されたという人物が「口止め料」300万円の返還を社長の遺族から求められ、札幌地方裁判所で民事訴訟を起こされているのだ。社長の遺族は「貸付金なので返還の必要がある」と主張、偽装に協力した人物は「偽装に協力した報酬」と主張して争っている最中で、この協力者は河川水の利用とそのもみ消しについて具体的に記述した陳述書を裁判所に提出している。

 うらかわ優駿ビレッジAERU公式サイトのあえるの湯のページ(トップページからはリンクされていない)には、泉質アルカリ性単純温泉、加温・循環をしておりますと表記されているほか、適応症は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、くじき、痔疾、慢性消化器病、冷え症、疲労回復、健康増進他と記載されている。

 温泉は自然のものだから泉温の低下もありえるはずだけど、27度から13度というのは差が大きすぎるような気がする。もともと13度しかない泉温が27度に水増しされていたのだったら温泉分析を請け負った機関にも問題があるはずだけど、そのあたりはどうなっているのだろう。

【続報】北海道・浦河温泉あえるの湯が営業停止(7月27日)


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