2007年07月06日

シエスパ運営会社、経費節約でガス検知器設置せず?

 東京渋谷のシエスパ爆発事故に関し、開業当時にシエスパを運営していたユニマット不動産がガス検知器を設置する費用約20万円の負担を嫌ってガス検知器を設置しなかった可能性のあることが明らかになった。2007年7月6日付の東京新聞が伝えた。

 同紙が関係者などの話として伝えたところによると、保守点検を請け負った日立ビルシステムの担当者は、ユニマット不動産との契約交渉の際に文書や口頭でガス検知器の設置を求めた。ユニマット側はこれに対し、換気扇などで排気システムが整備されているので安全だと主張。ガス検知器を設置する場合は日立ビルシステムが費用を負担すべきだとして譲らないまま開業に踏み切ったという。ガス検知器の設置には約20万円かかるとされている。

【写真】7月6日現在のシエスパ

シエスパ本館全景シエスパ本館入口

 所要で渋谷に行ったのでシエスパに寄ってみた。本館入り口は「安全第一」と書かれたバリケード?で覆われ、警備員が1人立っているが、何も知らずに道を歩いていたらそのまま通り過ぎてしまうかもしれない。傍らの看板というか柱にはシエスパの公式サイトに掲載されているのとほぼ同じ内容のお詫びがはってあった。

シエスパ別館

 裏側に回ると状況は一変。鉄骨だけになった別館にブルーシートかけられているのが痛々しい。片側の隣の家もブルーシートで覆われていた。周辺の住宅でも依然として被害の修復作業が進められている。

シエスパ別館裏側 奥に見えるビルはシエスパ本館

 献花台があったら花を買って出直そうと思っていたのだが、献花台はなかった。警備員に尋ねたところ、きのうまでは毎日シエスパの社員が来て献花台を準備したり片付けたりしていたのだが、私が行った時点ではまだ来ていないとのこと。シエスパ本館裏側の敷地に通じるドアを開けて献花台を見せてくれ、「昨日で終わりにしたとも聞いていないし、私たちが勝手に出していいものか分からないんです。いつもならもう出ている時間なのですが」とちょっと困った様子だった(7月7日朝方いらした乾物屋さんによると献花台があったそうなので、私が行った6日昼前はたまたま出ていなかったらしい)。

 そこで、犠牲者の冥福と、二度とこのような惨事が起きないこと、事故に巻き込まれて重体になったという通行人の男性が無事に回復していることを、静かに祈るだけにして帰ってきた。

 ところで、今回の事故に関して日本地質学会会員の中野啓二さんが7月5日、「東京都渋谷区の温泉施設の'07.06.19爆発と緊急提案」と題した論文を発表した。執筆者ご自身から別記事へのコメントでお知らせいただいた。関心のある方は日本地質学会の公式サイトで読むことができる。私からも一読をお勧めする。

2007年06月29日

環境省のガス対策検討会で過去の天然ガス事故4件判明

 2007年6月29日に開かれた環境省の「温泉に関する可燃性天然ガス等安全対策検討会」第一回会合で、温泉利用中に天然ガスによる火災や爆発事故がシエスパ以外にも4件起きていたkとが明らかにされた。環境省が各都道府県に聞き取り調査した結果として同日付の朝日新聞が伝えた。

 このうち3件は北海道で発生し、もう1件は宮崎県で起きた。6月30日付の北海道新聞によると、道内3件の事故は(1)1992年11月岩見沢市で浴室改装工事中にガス爆発が起きて1人がやけどを負った(2)2001年8月留萌管内天塩町の源泉くみ上げ施設でガス爆発、けが人なし(3)2007年4月札幌市内で温泉のポンプ室が全焼、けが人なし−−となっている。

 共同通信の報道(徳島新聞)によると、検討会はガスセパレーターや検知器の設置を義務付けることなどを中心に議論を重ね、秋までに報告をまとめる。環境省などは報告に基づき温泉法の改正などを検討する。

【追記】北海道で起きた3件の事故について、北海道新聞の内容から詳細を盛り込みました。

【過去の関連記事】
環境省のガス対策検討会29日開催、各省庁の連絡会議は28日(6月27日)
環境省、温泉の安全対策検討会を6月中にも設置へ(6月21日)

シエスパ開業前後にガス検知器設置を要請−保守業者が供述

 渋谷シエスパの保守点検を請け負った日立ビルシステムの担当者が、2006年1月のシエスパ開業前後に天然ガスの検知器設置を要請する文書をシエスパ側に提出した、と事情聴取で供述していることが明らかになった。2007年6月29日の読売新聞が伝えた。

 天然ガスの検知器は設置されておらず、シエスパ側が要請に応じなかった理由は不明。日立ビルシステム側も要請通りに検知器が設置されているかどうかを確認しないまま、下請けのサングーに管理を任せたということになりそうで、その理由は明らかにされていない。

 事故から10日たち、関連報道は段々と少なくなってきた。これまでの報道を総合すると、爆発は「突発的に起きた悲劇的な事故」というよりも、「未然に防げたはずの人災」で起こるべくして起こったという印象が強まるばかり。1日も早い全容解明を願う。

シエスパ、ガス管を無断で区道下に敷設−道交法違反の可能性

 爆発死傷事故を起こした渋谷シエスパを所有するユニマット不動産が、渋谷区に申請しないまま天然ガスを排出するためのパイプを区道の下に敷設していたことが明らかになった。2007年6月29日付の朝日新聞が道路交通法違反の可能性があるとして伝えた。

 ユニマット不動産が開業前に提出した申請では直径60センチの「水管」を通すとなっていたが、事故後の調査により天然ガスを通す配管も見つかった。天然ガスを本館まで引き込んで屋外に排出していたとみられている。

 ユニマット不動産は「施工業者でないと答えられない」と説明。大成建設は「原因究明に向け当局が捜査中で、回答は控えたい」としているという。

2007年06月28日

宮崎・日之影の泉源施設にメタンガス充満−町調査で判明

 宮崎県の日之影町が渋谷シエスパの爆発事故を受けて実施した調査で、町営温泉の地下泉源施設にメタンガスが充満していたことが判明した。2007年6月28日付の宮崎日日新聞が伝えた。町は注意を呼びかける一方、配電盤などがないため爆発の危険性は低いとしている。

 泉源は地下1400メートルにあり、地下にある床面積約8平方メートル、高さ約3メートルのポンプ設備のメンテナンス室にガスがたまっていた。排気口はなく、室内配管のエア抜き弁からメタンガスを排出。町の委託業者が2ヶ月に1度点検しているという。町はガスを放出する安全対策を実施する。

2007年06月27日

東京・天然ガス検出の温泉6箇所に安全設備なし

 渋谷シエスパの爆発事故を受けて東京都が都内の温泉施設を対象に実施した調査の結果、屋内にある装置で天然ガスを含む温泉をくみ上げているにもかかわらず、ガスセパレーターや検知器が設置されていない施設が6カ所あったことが明らかになった。共同通信(リンク先は山梨日日新聞)が20007年6月27日に伝えた。

 そのほか4カ所は屋内にくみ上げ装置があるにもかかわらず、天然ガスが含まれているかどうかも検査しておらず、安全装置も存在しなかった。調査は都内のシエスパをのぞく147カ所に対して行い、130カ所から回答を得た。

 TBSが伝えた同調査の内容よると、121施設にガス検知器がないということなので、ガス検知器があるのは130施設中わずか9施設ということになる。さらに、全体の65%に相当する85施設で温泉水にメタンガスが含まれるかどうかを調査したことがないことも分かった。

 共同通信、TBSともに該当する施設の名称は不明。

環境省のガス対策検討会29日開催、各省庁の連絡会議は28日

 環境省は2007年6月27日、渋谷シエスパの爆発事故を受けて第一回「温泉に関する可燃性天然ガス等安全対策検討会」を6月29日の午後3時から法曹会館「孔雀の間」で開催すると発表した。

 10名限定の予定ながら一般の傍聴も可能。前日までに事前申し込みが必要。希望者が定員を上回った場合は抽選。検討委員は以下の8人(あいうえお順、敬称略)。

池田 茂 東京都環境局自然環境部水環境課長
板垣 晴彦 (独)労働安全衛生総合研究所化学安全研究グループ上席研究員
今橋 正征 東邦大学名誉教授
甘露寺 泰雄 (財)中央温泉研究所所長
田中 彰一 東京大学名誉教授
田村 裕之 消防大学校消防研究センター火災災害調査部火災原因調査室長
平川 良輝 帝石削井工業(株)常務取締役
三田 勲 日本天然ガス(株)常務取締役

 これとは別に、環境省、厚生労働省、国土交通省、総務省、消防庁、経済産業省原子力安全・保安院で構成する連絡会議が設置された。6月28日に初会合を開く。

【参考】環境省のプレスリリース(検討会関係)
     環境省のプレスリリース(連絡会議関係)

【関連記事】
環境省のガス対策検討会で過去の天然ガス事故4件判明(6月29日)
環境省、温泉の安全対策検討会を6月中にも設置へ(6月21日)

2007年06月26日

シエスパ側に爆発の危険性指摘−開業10カ月前に調査会社

 爆発死傷事故を起こした渋谷のシエスパが開業する10カ月前の2005年3月、千葉県の地質調査会社が天然ガスが爆発する恐れがあると指摘していたことが明らかになった。

 TBSテレビによると、地質調査会社はシエスパ施設を所有するユニマット不動産に文書でガス爆発の危険性を指摘するとともに、換気と監視の必要性を伝えていた。2003年8月にも掘削業者がユニマット不動産にガスの検出について伝えていた(時事通信)といい、シエスパ側には少なくとも2回にわたって天然ガスの検出が通知されていたことになる。 

 この事実が発覚したのに伴い、警視庁は2007年6月26日午後、シエスパを運営するユニマットビューティアンドスパの親会社ユニマットコスモなど10カ所を業務上過失致死傷の疑いで家宅捜索した。

神奈川・ざぶん相模原店が天然温泉導入を延期−シエスパ爆発で

 神奈川県相模原市にあるスーパー銭湯「ざぶん相模原店」は、2007年6月下旬に予定していた天然温泉の導入を延期した。渋谷・シエスパの爆発事故を受け、「さらなる安全性の確認を行うため」としている。

 天然温泉の導入について、温浴フリーマガジンゆ〜ゆ編集部から教えてもらった数日前の段階では、公式サイトに「7月1日導入」と掲載されていた。同時に入浴料も改定される予定だった。6月下旬に導入して7月1日から正式運用の予定だったと思われる。入浴料は温泉導入まで現行料金のまま据え置かれる。

【追記】天然温泉は8月11日から導入されることになった。詳しくは8月7日付の記事「神奈川・ざぶん相模原店、8月11日から天然温泉導入」を参照。

2007年06月25日

北海道・札幌市の温泉で高濃度ガス滞留、爆発の危険性も−市調査

 渋谷のシエスパ爆発事故を受けて北海道の札幌市が温泉施設に立ち入り調査を実施した結果、1つの施設で高濃度の可燃性ガスがたまっていたことを確認、爆発の危険性もあったことが2007年6月25日に発表された。神戸新聞中国新聞などが同日付で伝えた。

 報道によると、調査は6月21日から22日に45の温泉施設で実施された。この施設(施設名は報じられていない)では配管ポンプがある地下にメタンガスとみられる可燃性ガスがたまっていた。市からの指摘でマンホールを開けてガスを放出、当面の危険性は解消した。

 ほかの9施設でも低濃度の可燃性ガスが確認されたが、5施設には換気装置などがあり、残る4施設に対応を求める。

シエスパ、開業前にガス検査を約束−周辺住民に

 2007年6月25日付の産経新聞は、渋谷・シエスパの爆発死亡事故に関し、シエスパ側が開業前に周辺住民に対してガス検査を約束していたと伝えた。通信社の後追い報道を各地方紙も伝えている。

 報道によると、資料は「「仮称)ユニマット松濤1丁目プロジェクトにおける温泉処理について」という名前で、シエスパの施設を所有するユニマット不動産、設計・施工を担当した大成建設、温泉を掘削した鉱研工業の連名で作成、開業前に周辺住民に配布した。

 その中で「運営にあたってはガス検知器によるチェックを欠かさず行い、安全確認に努めます」と説明していたが、実際にはガス検知器は設置されず、ガス濃度のチェックも行われていなかった。

 開業前には住民を対象にした説明会も4、5回開催され、住民からはガスに対する不安の声が出ていたという。施設側よりも住民のほうが天然温泉のくみ上げに伴う天然ガスの危険性を認識していたというのが皮肉な話だ。住民への約束を反故にして大惨事を招いた責任は重い。

2007年06月23日

東京・六本木zabooには開業時からガス検知器−ガス濃度も検査

【注】ザブーは2008年1月10日で閉館。詳しくは2007年12月3日付の記事「東京・六本木天然温泉zabooが1月10日で閉館」を参照。
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 爆発死傷事故を起こした東京・渋谷シエスパと同じユニマット系列の温泉施設の六本木zabooは、2006年7月の開業当初から天然ガスの検知器が設置されていたほか、ガス濃度の測定も定期的に実施されていたことが明らかになった。2007年6月23日付の朝日新聞が伝えた。

 報道によると、開業前の工事段階でガスの発生について報告を受けたため、温泉くみ上げ装置のある地下3階にガス検知器を設置。管理会社の社員が24時間常駐し、2時間ごとにガス濃度を点検している。

 シエスパは掘削会社からガスの発生について報告を受けたがzabooと同レベルの安全対策は講じられず、同じ系列店でも対応が分かれた。

2007年06月22日

神奈川・横浜市が大深度掘削温泉の安全確認−ガス検知器は皆無

 神奈川県横浜市は2007年6月21日、天然ガス湧出の可能性があるとみられる市内の大深度(1000メートル以上)掘削温泉施設を対象とした実態調査を前日実施、その結果「いずれの施設も適切な措置が取られていることを確認した」と発表した。ただ、8カ所いずれの施設にもガス検知器は設置されていなかった。

 8カ所のうち港北区と戸塚区の1カ所、瀬谷区の計3カ所は源泉槽が屋内(うち1カ所は屋内の地下)にあり、港北区の施設は源泉井戸も屋内にあった。3カ所とも換気装置は設置されている。

 3カ所のうち港北区と瀬谷区の施設はガスセパレーターも屋内にあるものの、戸塚区の施設はガスセパレーターが設置されていない。実際にガスの発生がないためなのかどうかについては記載がない。8施設すべてについて実際に天然ガスが発生しているかどうかが不明で、個人的にはもう少し詳しい説明がほしいと思った。調査結果の一覧表は下記リンク先を参照。

 横浜市は市内にある残りの温泉(掘削震度1000メートル未満)についても順次調査する計画。

【参考】横浜市の発表したプレスリリース(PDFファイル)

2007年06月21日

環境省、温泉の安全対策検討会を6月中にも設置へ

 環境省はシエスパの爆発事故を受け、温泉の安全対策に関する検討会を早ければ6月中にも設置することを決めた。2007年6月21日に読売新聞時事通信が伝えた。

 有識者から成る検討会は秋までに報告書をまとめ、温泉の掘削や営業時の安全基準を設定する。温泉法の改正も視野に入れている。

 環境省は6月20日には各都道府県知事に対し、可燃性ガスによる事故防止のための緊急対応を通知。施設に対しての注意喚起や設備の安全点検を命じるとともに、可燃性ガスの多い地域では安全設備の有無などを7月6日までに環境省まで報告するよう求めている。

【追記】検討会の第一回会合は6月29日に開催されることが決まった。詳しくは6月27日付の「環境省のガス対策検討会29日開催、各省庁の連絡会議は28日」を参照。

【参考】都道府県知事あての「温泉の採取場所等における可燃性ガスによる事故防止のための緊急対応について」(PDFファイル)

通行人の男性が意識不明の重体に−シエスパ爆発

 東京都渋谷区の温泉施設「シエスパ」別館の爆発に巻き込まれて負傷した通行人の男性の容態が悪化、意識不明の重体になっていることが明らかになった。2007年6月21日付の朝日新聞が伝えた。

 男性はのどや左半身に重度のやけどを負った。今回の爆発事故では従業員の女性3人が亡くなっている。

都内の温泉が続々「安全宣言」−シエスパ爆発受け

 2007年6月19日に起きた東京・渋谷「シエスパ」の爆発事故を受け、東京都内の温泉施設が公式ホームページ上で続々と“安全宣言”をしている。

 毎日新聞が6月20日付けで「都内施設の9割安全対策なし」と、まるで都内の9割の温泉施設が危険だといわんばかりの記事を流していて気になっていたところ。利用者の立場としては、各施設がいち早く安全性を確認してそれを公表してくれるとありがたい。

 かなり大きな施設やチェーン展開しているところでもサイトには何も載っていないところもあり、今のところ対応はまちまちだ。各施設の危機管理能力だけでなく広報への力の入れ具合もうかがえて興味深い。

 都内のすべての温泉施設のホームページを閲覧したわけではなく、私の閲覧後に更新した施設もあるかもしれないが、私がこれまでに見つけた安全宣言は以下の通り。6月20日付のものが多い。ウェブ上で「安全宣言」をしているのに下記で紹介していない施設があったら意図的に除外したのではなく、単に時間がなくて探せなかったというのが理由だ。順不同で紹介する。

続きを読む(長文注意)

【シエスパ爆発】施設・業者に乏しい安全管理の自覚

 東京・渋谷の女性専用温泉シエスパ別館で2007年6月19日に起きた爆発事故から1日たった。現場からメタンガスが検出され、別館地下1階に充満したメタンガスになんらかの理由で引火して爆発が起こったととの見方が強まっている、同時に施設側の管理のずさんさも次々と明らかになってきた。

 テレビ報道の印象だと、天然ガスの危険性を認識して安全管理に責任を感じていた人は残念ながらゼロ。シエスパを運営していたユニマットビューティーアンドスパの社長とシエスパの支配人は、報道された会見を見た限り、責任を痛感しているとはとても思えなかった。

「温泉給湯に関するものは保守会社に一任する形となっている」(支配人)、「安全確認という部分では、毎日きちんと業者の方に委託してやっている中で通常と同じ中でで運営していたので、そういった異常はないと思っていた」(社長)とあくまで他人任せな姿勢だ。

続きを読む(長文注意)

2007年06月20日

東京・六本木zabooは通常通り営業−シエスパ姉妹店

【注】zabooは2008年1月10日で閉館。詳しくは2007年12月3日付の記事「東京・六本木天然温泉zabooが1月10日で閉館」を参照。
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 2007年6月19日に3人が死亡する爆発事故を起こした東京・渋谷「シエスパ」と同じユニマットグループが経営する東京・六本木の「六本木天然温泉zaboo」は、事件後も通常通り営業している。

 毎日2時間ごとの通常点検を実施しているが、シエスパの事故直後にユニマットと専門チームによる特別点検を実施し、問題がないことを確認したという。

 zabooはシエスパより半年遅い2006年7月にオープン。12月には清掃員8人が体調を崩して病院に搬送された。消毒液を間違って配合して塩素系のガスが発生したのが原因とみられている。

【参考】zabooの公式ホームページ

【関連記事】
東京・六本木「zaboo」で清掃員8人が体調崩す−塩素系ガス発生か(2006年12月19日)

2007年06月19日

東京・渋谷「シエスパ」爆発事故の死者3人に

 東京都渋谷区松涛の女性専用温泉入浴施設「シエスパ」で2007年6月19日に起きた爆発事故の死者が3人となった。午後8時45分のNHKローカルニュースが伝えた。

 がれきの下から最後に救出され意識不明の重体だった従業員の女性が死亡した。それまでに従業員の女性2人の死亡が確認されている。従業員の女性2人と通行人の男性1人が負傷したほか、本館にいた従業員ら5人が目や耳などの痛みを訴えて現場で手当てを受けた。

 温泉の汲み上げ装置がある地下1階に天然ガスが充満し、なんらかの理由で引火して爆発したとの見方が強まっている。まだ原因が確定したわけじゃないが、都内では2005年2月に北区浮間の温泉掘削現場でメタンガスに引火して火災が発生した例がある。

 亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。


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