2007年06月15日

大分・長湯「日本一」表記の復活要望相次ぐ−温泉サミット

 2007年6月13日から14日にかけて大分県の長湯温泉で開催された「第3回源泉かけながし温泉サミット」で、先に長湯温泉が県からの行政指導を受けて「日本一の炭酸泉」のキャッチコピーの使用をやめたことについて、復活を求める声が相次いだ。6月15日付の西日本新聞が伝えた。

 記事によると、松田忠徳札幌国際大教授は「人が入れる温泉としては実質的に日本一クラスであることは疑いない。『日本一のきび団子』というようなものなのに」と主張。別府市の男性は「長湯に連れてきた人すべてが『こんなに気持ちいい温泉は初めて』『泡が付く温泉はこれまで入ったことがない』など評価が高い」と発言した。

 長湯温泉の観光カリスマ、首藤勝次さんは、以前は「二酸化炭素濃度」「温度」「ゆう出量」の3要素を全体的に勘案して「日本一」と宣言していたことを説明し、「総合的には日本一。もう一度宣言できるよう復活に向けて努力したい」と述べたという。

 自称「炭酸泉日本一」はほかにもある。青森県のみちのく温泉は公式サイトで「遊離二酸化炭素含有量日本一の温泉」をうたっているし、兵庫県の吉川温泉よかたんも公式サイトで「日本の温泉水で炭酸ガスの濃度が最も高いのは、従来では青森県深浦町のみちのく温泉で4004mg/kgでしたが、吉川温泉はこれを上回る4110mg/kgで、まさに日本一の含量を示しています」としている。とはいえ実際に含有量日本一なのは岐阜県の湯屋温泉合掌苑で、含有量は7909mg/kgあるそうだ。2カ所の自称「日本一」表記が放置されていることからすれば、長湯温泉の場合は有名税ってところだろうか。

 仮に温度や湧出量などを含めた“総合評価”で長湯が「日本一」と認められたとしても、一度ケチのついたコピーを復活させて従来と同じ宣伝効果があるのか、個人的には疑問だ。

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