2008年07月16日

和歌山・野半の里蔵の湯、5本中4本の源泉を無許可で掘削し利用

 和歌山県かつらぎ町にある温泉施設「野半の里蔵乃湯老鶴館」が、利用している5本の源泉のうち4本を無許可で掘削していたことが発覚して和歌山県から行政指導を受けた。2008年7月15日付の産経ニュースが伝えた。7月18日からは許可を得ている第1源泉のみを利用して営業する。

 2003年10月にオープンした蔵乃湯は2002年に掘削した第1源泉は県知事の許可を受けていたが、その後に掘削した第2源泉から第5源泉まではいずれも掘削・動力装置の設置について許可を得ていないまま、「源泉かけ流し」をウリに営業していた。

 報道によると、蔵乃湯側は「4つの源泉はいずれも掘削を始める当初、温泉として利用するつもりはなかった。(後略)」と説明している。しかし、公式サイトには2007年秋の情報と見られる「第五源泉井ボーリング工事完成」というページ(左記リンク先が削除された場合のウェブ魚拓はこちら)があり、これを見る限り少なくとも第5源泉は当初から温泉として浴用に利用するつもりで掘削したことは明らかで、悪質といわざるを得ない。

【参考】野半の里の公式サイト

【追記】7月16日に削除された「第五源泉井ボーリング工事完成」ページの内容は以下の通り。
着工後1年9ヶ月を費やして、野半の里第五源泉井〔1,100メートル)のボーリング工事が完了いたしました。ただいま、温泉用特殊ポンプの取り付け工事中で、まもなく源泉のくみ上げを開始いたします。泉温は最深部で56.1度と測定されましたが、泉質は化学分析中で、10月末日までに分析結果が判明いたします。

源泉の組み上げにあわせて「新湯100%そのまんま試浴風呂」を、蔵乃湯に設けますので第一源泉井をはるかに超える高濃度な成分を誇る源泉を、是非この機会にご体験下さい。

●新湯100%そのまんま試浴風呂
お試し期間:10月20日(土)〜12月31日(月)までの、土・日・月曜日と祝日に予定
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