2008年06月19日

東京・渋谷シエスパ開業8カ月前に配管変更−事故から1年経過

 東京・渋谷の温泉施設シエスパの爆発死傷事故から2008年6月19日でちょうど1年たった。事故を受けて温泉法は改正された(施行は10月)が依然として事故の全容が解明されたとは言いがたく、関係者の責任追及もされていない。6月19日は事故から1年ということで各社の報道が出揃った。

 それによると、シエスパの温泉から天然ガスを抜くための配管は、当初は別館の地下1階にあったくみ上げ施設の上部から上に向ける設計になっており、開業8カ月前にU字型に変更されていた。

 これは付近の住民から「家の近くにガスを出さないで欲しい」という要望が寄せられたためで、道路をわたったところにある本館からガスを排出するように設計を変更したという。

 爆発の原因として指摘されているのは、ガス抜き管の内部に結露した水がたまり、ガスが排出されなくなって施設内に充満した可能性だ。U字型になっているガス抜き管の下部に水がたまっていた。当初の設計通りに建設されていれば水はたまらなかったとみられる。

 これまでの報道によると、シエスパは開業後1回もガス排出管の水抜き作業を行っていなかった。これについて、シエスパを運営するユニマットグループの弁護団は、施設を設計・施工した大成建設から交付された建物の取り扱い説明書には水抜き作業についての記載がなかったとする文書を6月18日、渋谷署に提出した。果たしてこれで責任追及から逃げられるのだろうか?

【参考】
毎日新聞6月19日東京朝刊
MSN産経ニュース6月19日
朝日新聞6月19日
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