2008年03月21日

レイコフが民事再生手続き開始へ−極楽湯盛岡店出店への影響必至

 温泉とは直接関係ないのだが、スーパー銭湯「極楽湯盛岡店(仮称)」の出店計画への影響は必至なので紹介する。不動産のレイコフ(大阪)とその子会社のレイコフインベストメントおよびホスピタリティインベストメントが2008年3月20日、大阪地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行って理された。負債総額は合計426億円超。3月21日にロイター通信が伝えた。

 レイコフ傘下にはビジネスホテルの「ホテル1−2−3」グループがある。極楽湯は「ホテル1−2−3」との共同出店で盛岡に直営店をオープンさせる計画で、1月下旬には「9月に開業する」との見通しを発表。それから1カ月半もたっていない3月3日にはレイコフのMSワラント発行が計画よりも遅れていることを理由に「開業を延期し、新たな開業予定日は未定」として1月の発表を修正していた。

 レイコフはMSワラントの引き受け先が見つからず、つなぎ資金の調達に失敗して資金繰りが行き詰ったとみられる。極楽湯は今後、(1)新たなパートナーを見つける(2)単独での出店を決断する(3)計画を白紙に戻す−−など、出店計画の根本的な見直しが避けられない情勢。3月21日午後の段階で極楽湯の公式サイトには新たなお知らせは掲載されていない。レイコフの公式サイトはファイルが削除されていて閲覧不可能。

 米サブプライムローン問題をきっかけとするクレジットクランチの影響は既に温浴業界にも広がっており、資金繰りに行き詰ってプロジェクトが頓挫した案件は今年に入ってから当ブログでも何件か紹介している通り。今後さらに増える恐れがありそうだ。新規出店も大型プロジェクトを中心に頭打ちになる可能性がある。

【追記1】2008年3月27日付の岩手日報によると、建設工事は3月上旬からストップしており、レイコフ側は継続・中止を含めて「現時点で方向性が決まっていない」と説明している。掲載された写真には掘削櫓が写っており、温泉の掘削途中で工事が中断している模様。

【追記2】レイコフは2008年6月6日、民事再生手続きを取り下げ、大阪地裁へ自己破産を申請、同日同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

【過去の関連記事】
過去記事を更新しました−極楽湯盛岡店開業時期(2008年3月4日)
岩手・盛岡に「極楽湯」が進出へ、天然温泉を利用(2008年2月2日)
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