2008年08月31日

石川・山代温泉の新総湯が着工−2009年8月オープンへ

 石川県加賀市の山代温泉で2008年8月31日、新しい総湯(共同浴場)の起工式が行われた。北陸朝日放送が同日伝えた

 当ブログでも既に紹介した通り、山代の総湯は老舗「旧吉野屋旅館」の跡地に市民向けと観光客向けの2軒建てられる。31日の起工式は市民向けの総湯で、2009年8月1日のオープンを予定している。観光客向けの総湯は現行の総湯を取り壊して建て、2010年のオープンを目指す。

 現在加賀市は、2つの総湯の愛称を募集中だ。だれでも応募でき、締め切りは10月31日。現行の総湯で直接応募できるほか、郵送やメールでも受け付けている。優秀作品に選ばれた人には新総湯の年間入浴券が贈られるというから、遠方から応募する価値はないかもしれない。詳細は下記リンク先を参照。

【参考】加賀市公式サイトの総湯愛称募集関連ページ

愛知・湯谷温泉に新源泉利用の足湯誕生

 愛知県新城市の湯谷温泉に2008年8月30日、足湯がオープンした。8月31日付の中日新聞が伝えた。

 2月から利用が始まった7号源泉を利用している。場所は鳳来パークウエイ入り口脇にある利修仙人(湯谷温泉の開祖)像前。60センチ×120センチの大きさで午前9時から午後6時まで利用できる。利用は無料だが、寸志を入れる竹筒が設置されている。

【過去の関連記事】
愛知・湯谷温泉2月20日から新源泉を利用(2008年1月31日)

大分・別府「北浜温泉テルマス」指定管理者撤退で10月から市直営に

 大分県別府市の「北浜温泉テルマス」が2008年10月から別府市の直営となる。指定管理者のNPO法人ハットウ・オンパクが業績不振で撤退するのが理由。8月31日付の大分合同新聞が伝えた。

 別府市はテルマスを直営にした上で、2009年度からの指定管理者を新たに募集する考え。ハットウ・オンパクは2006年度から5年間の予定でテルマスの運営にあたっていた。報道によると、テルマスのほか2カ所についても指定管理者になっているが施設名は不明。2カ所の運営の先行きについても報じられていない。

【続報】
大分・別府「ハットウ・オンパク」竹瓦と海浜浴場からも撤退(2008年9月3日)

2008年08月30日

福岡・宗像「さざなみ館」10月から休館−指定管理者撤退で

 福岡県宗像市大島にある温浴施設「ふれあい交流施設さざなみ館」が2008年9月末で休館する。宗像市の公式サイトには市長の名前で「運営を継続することが困難な状態となりましたので、9月1日より当分の間、休館いたします」とのお知らせ(リンク先はPDFファイル)が掲載されている。

 8月30日付の毎日新聞によると、指定管理者のカントリー(博多区)が2010年度までの契約期間が半分以上残っているにもかかわらず、経営難から市に撤退を申し入れた。年間4万から5万人の利用客を見込んでいたが、実際にはその半分弱程度の集客しかできなかったという。

 さざなみ館は2001年7月に旧大島村がオープンさせ、2005年3月の宗像市への合併で市が運営を引き継いだ。当初は温泉を利用していたが2006年1月にポンプが故障、3月には施設を運営していた第3セクターの「筑前おおしま」が解散と、いったんは営業再開が危ぶまれた。市は高濃度炭酸泉と濃縮海水を利用する施設に切り替えるとともに指定管理者制を導入し、2007年7月に営業再開にこぎつけていた。

【過去の関連記事】
福岡・宗像「さざなみ館」の早期再開困難に−運営母体が解散(2006年3月13日)

富山市・山田温泉元湯玄猿楼が8月30日まで営業停止−食中毒で

 富山県富山市の山田温泉元湯玄猿楼で食虫毒が発生し、富山市の保健所は2008年8月28日から30日まで営業停止処分とした。8月29日付の毎日新聞が伝えた。

 8月24日の宿泊客のうち、これまでに21人が食中毒の症状を訴え、うち4人が入院した。そのうち2人は報道時点ですでに退院しておりいずれの患者も快方に向かっているという。患者や旅館からは黄色ブドウ球菌が検出された。

2008年08月29日

大分・別府で日本温泉学会全国大会9月6、7日開催

 温泉学会は第9回の全国大会を2008年9月6、7日の2日間にわたり大分県別府市で開催する。大会テーマは「温泉力と地域活性化」で会員以外の一般参加も可能。

 9月6日の会場はホテルニューツルタで「温泉資源と地域づくり」についての基調講演や「温泉活性化と国民健康保養地制度の課題」についてのシンポジウムが予定されている。9月7日は会場を立命館アジア太平洋大学に移し、会員の課題報告がある。

 全国大会のプログラム詳細は下記リンク先を参照。問い合わせは温泉学会事務局(077−558−2698)へ。

【参考】温泉学会の公式サイト
     第9回全国大会のプログラム(PDFファイル)

2008年08月28日

環境省、温泉施設によるメタンガスの有効利用を助成へ

 環境省は温泉から発生するメタンガスを温泉施設が有効活用する経費を一部補助する方針を決めた。2009年度から実施する見通し。2008年8月28日付の毎日新聞夕刊が伝えた。

 2007年6月に東京都渋谷区の温泉施設シエスパでメタンガスによる爆発死傷事故が起きて以来、温泉のメタンガスを大気中に排出して事故を未然に防ぐ対策が講じられ、10月には温泉法が改正される。

 ただ、メタンガスの大気中への排出には中級温暖化への影響を懸念する声も強く、メタンガスの有効利用を促進することになった。環境省はメタンガスを貯蔵して発電に使い発電した熱で温水を供給する熱源供給(コージェネレーション)を想定しているという。温泉の熱を空調に利用するヒートポンプについても助成する考え。

 毎日の記事は短く、温泉から発生するガスを上記のように利用する際に鉱業法に基づく鉱業権の取得が必要か否かについては触れていない(私は専門家ではないので分かりません)。

栃木・川治の女性用「薬師の湯」9/16から春まで休業−男湯など増設へ

 栃木県日光市の川治温泉にある露天風呂「薬師の湯」の女湯がリニューアル工事のため2008年9月16日から2009年3月いっぱい休業する見通しだ。8月28日付の下野新聞が伝えた。

 10月に着手するリニューアル工事により、新たに男湯、家族風呂、低温サウナを設ける。2009年4月にオープンさせる考え。少し離れたところにある既存の混浴風呂はそのまま残す。2009年度には近くの旅館跡地に足湯を設置することも計画されている。

 鬼怒川・川治温泉観光協会の公式サイトには8月28日現在、関連情報は掲載されていない。

2008年08月27日

石川・片山津「佳水郷」元経営のあたかや、特別清算が決定

 金沢地裁は2008年8月13日、片山津温泉の「佳水郷」を2006年7月まで経営していた株式会社あたかやの特別清算開始を決定した。負債は約40億円とみられている。

 あたかやは1934年創業で、1990年代に積極的な業務拡大を行って新館の「佳水郷」をオープンさせた。しかし、バブル崩壊に伴う客足の低迷で売り上げが減少、95年3月期に23億4700万円あった売上だ高は2005年3月期には10億円まで低迷。97年3月以降は連続して赤字決算を計上していた。

 当ブログでも既に紹介した通り、佳水郷は2006年夏に全国的なホテルチェーンのアパグループに売却された。

【参考】帝国データバンクの倒産情報

【過去の関連記事】
石川・片山津の「佳水郷」をアパグループに売却(2006年7月27日)

群馬・伊香保「福一」営業自粛9/4まで延長−食中毒発症者77人に

 ノロウイルスによる食中毒の発生により営業自粛中の群馬県・伊香保温泉の老舗旅館「福一」が、営業自粛期間を当初予定よりも9日延長し、2008年9月5日から営業を再開することになった。

 8月27日現在、福一の公式サイトトップページは全面を使った「食中毒事故のお詫びと営業自粛期間延長のご報告」に差し替えられている。これによると、外部の専門機関による指導を仰ぐという。

 8月27日付の毎日新聞が前日の群馬県の発表として伝えたところによると、食中毒症状の発症者は77人に増えた。内訳は20日の宿泊客57人と21日の20人。

 これまでの経験からいうと、食中毒が発生した際にほとんどの旅館・ホテルは何事もなかったかのように装って公式サイト上では一切告知をしない。個人的には福一の広報対応を評価したい。

【過去の関連記事】
群馬・伊香保「福一」8/24−26営業自粛−ノロウイルスで(8月24日)

2008年08月26日

山形・赤湯温泉の新外湯「赤湯元湯」10月7日オープン

 山形県南陽市の赤湯温泉で建設が進められている新しい外湯(共同浴場)は名称が「赤湯元湯」に決まり、2008年10月7日にオープンすることになった。8月26日付の山形新聞が伝えた。

 鉄筋コンクリート2階建てで浴室は2階にあり、男女それぞれ浴槽を2つずつ設けて「森の山源泉」と「烏帽子源泉」の2種類の湯を楽しめるようにした。入浴料は200円と、ほかの共同浴場に比べて100円高くなる。営業時間は午前6時から午後10時(冬季は午後9時半まで)で午前11時から正午は昼休みとなる。水曜定休。

 赤湯元湯は既存の「丹波湯」と「大湯」を統合する計画で建設された。丹波湯は9月30日、大湯は10月6日で閉鎖される。

【参考】南陽市観光協会の公式サイト
(8月26日現在、赤湯大湯に関する情報は掲載されていない)

【過去の関連記事】
山形・赤湯温泉に新公衆浴場建設へ−丹波湯と大湯を統合(2008年2月13日)

【訂正】名称を「赤湯大湯」から「赤湯元湯」に訂正しました。

2008年08月25日

北海道・ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ11/1温泉利用開始

 北海道のニセコ町にある「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」(旧ホテル日航アンヌプリ)が2008年11月1日から大浴場で温泉の利用を開始する。

 温泉の導入に伴って、9月15日から10月31日までは大浴場が利用できなくなる。期間中の滞在客には「いこいの村温泉入浴券」が1人につき1枚提供される。

【泉質】ナトリウム−塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉

【泉温】57.6度

【湧出量】毎分104リットル

 なお源泉名は「モンパル」、温泉名が「SPA NISEKO ニセコ温泉」となっている。

【参考】ニセコノーザンリゾート・アンヌプリの公式サイト

【過去の関連記事】
北海道・ニセコ「ホテル日航アンヌプリ」で温泉掘削へ(2007年11月1日)

北海道・音更「丸美ヶ丘温泉」入浴料9月15日から引き上げ

 北海道の音更町にある丸美ヶ丘温泉ホテル(丸美ヶ丘温泉)が日帰り入浴の料金を2008年9月15日から引き上げる。現行300円の大人料金が400円となる。

 創業35年を超えて改修費がかさんでいるほか、諸物価の値上がりで入浴料の引き上げを余儀なくされた。回数券(11回分)は現行の3000円から3500円となる。現行の回数券の使用期限は2008年度いっぱい。

 丸美ヶ丘温泉の入浴料引き上げ情報はIさんから画像とともに提供していただきました。情報提供ありがとうございました。



【過去の関連記事】
北海道・音更「丸美ヶ丘温泉ホテル」3月6日から1カ月休業(2007年2月21日)

2008年08月24日

群馬・伊香保「福一」8/24−26営業自粛−ノロウイルスで

 群馬県渋川市の伊香保温泉にある老舗旅館「福一」でノロウイルスによる食中毒が発生、同旅館は2008年8月24日から26日までの3日間にわたり営業を自粛している。

 8月24日付の産経ニュースによると、20日の宿泊客147人のうち22人が下痢や腹痛など食中毒の症状を起こし、6人の患者と従業員3人からノロウイルスが検出された。渋川保健所は8月24日から3日間、厨房の営業停止を命令。福一の公式サイトによると、厨房に合わせて旅館本体も営業を自粛することを決めた。

宮崎・三股「勝岡温泉」3カ月半ぶりに営業再開

 基準を上回るレジオネラ属菌の検出に伴って2008年5月から休業していた宮崎県三股町の温泉浴場「勝岡温泉」が8月23日、3カ月半ぶりに営業を再開した。8月24日付の宮崎日日新聞が伝えた。

 勝岡温泉では4月28日に実施した自主的な水質検査で、男湯の浴槽から基準の360倍、女湯からは340倍のレジオネラ属菌が検出されたことが5月7日に判明。同日から営業を取りやめた。

 報道によると5月に実施した再検査でレジオネラ属菌は検出されなかったという。安全が確認されてから営業再開までに数カ月かかった理由については伝えられていない(これまでの例だと、レジオネラ属菌が検出された場合、安全が確認されればすみやかに営業が再開されており、休業期間は数週間から1カ月程度のことが多い)。

【過去の関連記事】
宮崎・三股「勝岡温泉」営業自粛−レジオネラ属菌検出(2008年5月7日)

茨城・城里「ホロルの湯」指定管理者が9月末で撤退

 茨城県城里町にある温泉を利用した健康増進施設「ホロルの湯」に2008年10月から休館の恐れが浮上している。指定管理者のサンアメニティ(東京)が2008年9月末で撤退するためだ。8月23日付の茨城新聞が伝えた。

 サンアメニティの指定管理期間は2011年3月までとなっているが、今年6月から7月にかけ「燃料費の高騰などで会社全体の経営が厳しくなっている。全国で手がける温浴施設の管理から撤退することになった」(同紙、太字は当ブログ)と城里町に申し入れた。町側は翻意を促したがあきらめ、8月6日に受け入れた。町は、10月以降の休館を避けるため運営方法を検討している。

 サンアメニティの公式サイトによると、同社が指定管理者として運営している温浴施設はホロルの湯のほか、たつの荒神山温泉湯にいくセンター(長野県辰野町)、高田温泉さくら荘(奈良県大和高田市)、巌立峡ひめしゃがの湯(岐阜県下呂市)と3カ所ある。伝えられている上記コメントから判断すれば、同社はこれら施設の運営からも撤退する意向とみられる。

【website】ぽかなび.jpに関西版がオープン

 オンライン日帰り温泉ガイドの「ぽかなび.jp」に2008年8月23日、関西地域を対象とした「ぽかなび.jp関西版」(http://kansai.pokanavi.jp/)が新たにオープンした。対象地域は大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山の各府県。

 サイトのオープンを記念して、2009年1月にかけ合計160組320人に日帰り温泉の招待券が当たるプレゼントを実施中だ。現在は第一弾として合計45組90人に上方温泉一休(大阪市此花区)、ジェームス山天然温泉月の湯船(神戸市垂水区)、スパリゾート雄琴あがりゃんせ(滋賀県大津市)、天然温泉スパ・リフレ(堺市南区)の招待券プレゼントを実施中。応募はサイト上にある専用ページから。
ただ、「応募者の個人情報はこのプレゼント企画以外には利用しません」というような個人情報の取り扱いについての記載がないのがちょっと気になる(←その後サイトが更新されて個人情報の取り扱いに関する記載が追加された)。

 このほかタオル無料サービスなどが受けられる特典クーポンも提供している。

 ぽかなび.jpにはこのほか先行オープンしている東京近郊版もある。

2008年08月23日

佐賀・古湯・熊の川温泉郷で「ぬる湯サミット」9/29−30開催

 佐賀県佐賀市の古湯温泉と熊の川温泉で2008年9月29、30日の2日間にわたり「ぬる湯サミットin 古湯・熊の川温泉郷2008」が開催される。

 会場は佐賀市立富士障害学習センター。9月29日の午後開催される「ぬる湯談義」は招待客が対象。29日夜の前夜祭は参加費が4000円。30日午前松田忠徳・札幌国際大学観光学部教授による基調講演とその後のパネルディスカッション「ぬる湯の魅力を知る」は参加無料。

 ぬる湯サミットについての問い合わせは佐賀市富士支所(電話0952−58−2860)へ。

【参考】古湯・熊の川温泉郷公式サイトのぬる湯サミット関連ページ

【訂正】上記参考サイトへのリンク先のURLを修正しました。(8月24日)

2008年08月22日

長崎・波佐見温泉センター2009年5月にも復活へ−新源泉掘削開始

 2006年に廃業した長崎県東彼杵郡波佐見町の「波佐見温泉センター」が2009年5月にも3年ぶりに復活する。2008年8月22日、新源泉の掘削工事が始まった。8月22日の長崎新聞が伝えた。

 近隣にある松下建設が旧施設と土地を買い取って建物を解体、社長らが運営企業の「はさみプロジェクト」を4月に立ち上げた。新源泉の掘削と配管工事などは波佐見町が請け負い、源泉は有償で「はさみプロジェクト」に提供する。

 計画では温泉の掘削工事が12月頃に終了するのに伴って施設の建設工事に取り掛かり、2009年5月の開業を目指す。

2008年08月21日

大阪府環境審議会温泉部会、13件の新規掘削許可を答申

 2008年8月21日に開かれた2008年度第1回大阪府環境審議会温泉部会で、申請が提出されていた13件の新規掘削と1件の動力装置設置をすべて許可する答申が出された。

 新規掘削の地域別内訳は大阪市4件、堺市・和泉市・貝塚市がそれぞれ2件、高槻市、大東市、高石市がそれぞれ1件となっている。温泉部会は非公開で実施され、各案件の使用用途は明らかにされていない。

 2007年8月の部会でも13件の新規掘削を許可する答申が出されており、大阪の温泉開発は依然として高水準で推移しているといえそうだ。

【参考】大阪府公式サイトの温泉部会の答申内容(PDFファイル)


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